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長野イベントを楽しむ会 「ボードゲーム展覧会!」開催

県立大生坂本直樹さんのコレクション約20種類

会期中開かれたボードゲーム大会。坂本さん(左から2人目)の説明を聞きながら、おすすめのボードゲームを体験する参加者
「ハマった」「面白さ」を紹介

 長野市内を中心にさまざまなイベントを企画、開催している市民グループ「長野イベントを楽しむ会」(吉沢陸斗代表、7人)は、「ボードゲーム展覧会!」を地域活動支援センター「オレンジ若里」(若里)で開いている。6月28日(金)まで。長野県立大1年の坂本直樹さん(18)が中学生の頃から集めてきたボードゲーム約160種類から選んだ約20種類を、それぞれルールや遊び方の説明書とともに展示紹介。6月4日と5日には、大会も開き、訪れた人たちが坂本さんの説明を聞きながら初めて触れるゲームを楽しんだ。

 坂本さんは山形県新庄市の出身。新型コロナウイルスがはやり始めた中2の時、ユーチューブで見つけたボードゲーム(ボドゲー)に家族でチャレンジして、その「面白さ」に「ハマった」。それから収集を始め、高校では自らボードゲームサークルを立ち上げて活動するとともに、地元新庄市の祭りをテーマにしたオリジナルゲームの制作にも取り組んだ。

 坂本さんが考えるボドゲーの魅力は、「これを入り口に立場や年齢に関係なくつながれるところ。画面に向かうのではなく、対面で行うため、ゲームをきっかけに会話が生まれて自然に仲良くなれるのがいい」。会場には、サイコロの出目運次第、目がそろったときに盛り上がりを体感できる「インパクト」や、誰でも分かる簡単なルールで奥深い心理戦を楽しめる「ハゲタカのえじき」などが並ぶ。

 展覧会のかたちでコレクションを紹介するのは初めての体験。坂本さんは「広くボドゲーの世界を知ってもらう機会になれば」と期待する。

 展覧会を主催するイベントを楽しむ会は、イベントを楽しむ活動を通して、さまざまな立場や年代の人たちが交流する場をつくりたいと昨年12月に発足。市内3会場を巡る作家3人の絵画展や、信州大生が整備した畑でアート作品展を開くなどの活動をしてきた。今回は同会代表の吉沢さん(21)が、参加したイベントで出会った坂本さんと意気投合。ボドゲーで人をつなげるイベント開催を目指す坂本さんを応援したいと「展覧会」を企画した。

 「これからもいろいろな人が出会って、結びついていけるようなイベントを開いていきたい」と吉沢さん。長野市内だけでなく県内外へもイベントを拡大していく計画だ。

 開館時間は平日9時半から17時。土・日曜休み。入場無料。

 7月30日(火)10時から16時半、同所で「ボードゲームの日」を開催。参加費は無料。参加希望者は当日会場で受け付け。ボードゲームの持ち込みも可。 

 (問)長野イベントを楽しむ会 (メール) ripemo@gmail.com

 記事・写真 中村英美


2024年6月15日号フロント


 

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