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「信州親子塾」が「おはなし会」初開催

  • 6 日前
  • 読了時間: 3分

4月4日 「ハイリー・センシティブ・チャイルド」の親など対象に 

「信州親子塾まなびや」で開かれた「おはなし会」
「信州親子塾まなびや」で開かれた「おはなし会」
子どもが自分らしく生きていくために 経験を聞いたり話したり

 親と子のための会員制の学びの場を運営する「信州親子塾」はこのほど、過剰に刺激を受けやすく共感力が高いなど、人一倍敏感な性質をもつ子ども「HSC」(ハイリー・センシティブ・チャイルド)を育てている親や、HSCに興味のある人を対象に、子育て経験を聞いたり話したりする「おはなし会」を初めて開いた。


 同塾理事の斎藤光代さん(58)は「HSCのための場とうたっているわけではありませんが、入会する子の9割はHSCだと感じています」と話す。同塾は、斎藤さんら元教員の3人が2018年に立ち上げ、翌19年に一般社団法人化。現在57家庭が登録しており、東和田にある拠点などで幼児から大人までの異年齢の人たちが対等に関わり、行きたい場所に出掛けたりする中で、それぞれの自分らしさを大切にして時間を過ごしている。


自身の子育て経験を話す小山さん
自身の子育て経験を話す小山さん

 HSCは障害や病気ではなく生まれ持った気質で、約2割の子がHSCともいわれている。物事を深く考えるために行動するまでに時間がかかり、挑戦意欲がないと思われてしまうことがある。斎藤さんは「学校では時間で区切って行動していくので、深く考えている間に授業が終わってしまうこともあります」とし、学校で自己否定感を抱いてきた子どもたちが本来の自分を取り戻せる環境づくりをしてきた。


 おはなし会には、同塾会員の母親を含めて25人が参加し、HSCアドバイザー「ベーシック」資格を持つ小山恵さん(51)がファシリテーター(進行役)を務めた。小山さんの高校2年生と中学2年生の息子たちは4年ほど前から同塾に通っており、小山さんは昨年、斎藤さんの勧めで同資格を取得した。「HSCという言葉を知り、息子たちのことを理解し始めてから、自分の中でいろいろなことが変わり始めました」と振り返る。


 車座になった参加者一人ひとりがこれまでの自身の子育てについて共有し合った。小学5年生の娘を育てている女性(43)は、「子どもが抱く不安や怖がる気持ちを否定するのではなく、受け止めていこうと改めて感じました。子どもの状況に対して自分がどう感じるのか、自分との対話が必要だと考えさせられました」と話した。


 小山さんは「子どもが自分らしく生きていくためには周りの理解が必要です。HSCはマイナスイメージを持たれがちですが、すごくすてきな子たちだと知ってほしい」と、今後も定期的におはなし会を開催する予定だ。


 次回は4月4日(金)18時15分〜20時、信州親子塾まなびや(西尾張部)で。HSCに興味のある人、子育てに悩む保護者対象。参加費500円(軽食付き)。

 (申)(問)信州親子塾☎︎080・3014・8154


記事・写真 松井明子


2025年3月29日号フロント

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