猛暑だった今年の夏。汗や皮脂の付いた夏物衣類をしっかり洗濯して、来年も気持ちよく着られるようにしましょう。
漂白剤というと「酸素系」と「塩素系」があります。酸素系は「過炭酸ナトリウム」、塩素系は「次亜塩素酸ナトリウム」が代表的な成分です。今回は、人や環境にやさしい「酸素系漂白剤」を使った「つけ置き洗い」を紹介します。
【用意するもの】
・酸素系漂白剤(粉末)
・30~50℃のお湯
・プラスチック製のおけやバケツなど
・ゴム手袋
【洗い方】
❶おけやバケツに30~50℃のお湯1ℓに対して小さじ1~2杯の酸素系漂白剤を入れて溶かす
❷汗染みや皮脂汚れ、臭いの気になる衣類を①につけ置きする
※つけ置きの目安は1時間ほど
❸つけ置きしたお湯と衣類をそのまま洗濯機に入れて、通常の洗濯をする
※洗濯機の水の量と洗剤を適量にし、すすぎは2~3回にすることで、汚れや臭いの原因もしっかり洗い流すことができます。
※注意点
プリント部分の色落ちやアルミ素材、金属系の装飾、毛・絹などの混紡品など使用できない素材もあるので、洗濯表示や使用方法を確認してください。
関まい子さんプロフィル
2児の母。料理教室や発酵食品のワークショップなど「食」を通して学び交流できるイベントや、肌や環境にやさしい洗濯術などの会も企画開催。「長野市香害を考える会」代表、キッチン育児インストラクター。
キッチン育児インストラクター 関まい子のナチュラルライフ(2023年10月28日号掲載)