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「道の駅中条」30周年 4月記念イベント

  • 3月9日
  • 読了時間: 3分

「白馬長野有料道路」無料に 活性化期待

県道長野大町線沿いにある道の駅中条の入り口に立つ横畑さん
県道長野大町線沿いにある道の駅中条の入り口に立つ横畑さん
駅長には28歳の横畑さん 「中条の魅力伝える起点に」

 中条の「道の駅中条」は4月11日(金)、開業30周年を迎える。長年、地域や観光客に愛されてきた「道の駅中条」の駅長を務めるのは28歳の横畑輝さん。「白馬長野有料道路」が2月に無料化され、交通の利便性が高まった同施設は集客増が期待されており、4月11日から13日(日)の30周年記念イベントを予定しており、「白馬長野有料道路」無料化記念イベントに続く盛り上がりを目指している。


 開業は1995年。2019年に観光施設の運営や開発・再生事業などの「エターナルストーリー」(長野市)が運営を始め、21年に施設を改修、リニューアルオープンした。地元の人が気づかない魅力を掘り起こすため、若い移住者などを積極的に現場責任者に採用する中、白羽の矢が立ったのが、名古屋市出身の横畑さんだ。柔らかな物腰と真面目な働きぶりなどから、昨年10月、駅長に抜てきされた。


 横畑さんは愛知県の大学入学直後、体調を崩して長期休学。療養のため、自然豊かな長和町の親戚の別荘で過ごしたことが転機に。お気に入りのカフェで常連客らと交流するうちに元気を取り戻した。コロナ禍でオンライン授業だった21年、在学中に長野市に移住した。長野の魅力を多くの人に伝えたいと、大学卒業後、同社に入社。22年に同駅に配属され、地元産の梅で作った調味料「煎り酒」の商品開発にも参加した。写真が趣味で、駅の食事メニューを撮影し、近くの成山公園に通い、北アルプスをバックにした中条の里山風景をカメラに収める。


 横畑さんが駅長になって最初の大きな仕事になったのが、「白馬長野有料道路」無料化記念イベントだ。「体感では、通常の週末の10倍以上の入りだった」と話すように、地元の人や多くの観光客らでにぎわった。地元有志が「虫倉太鼓」の演奏を披露し、地元住民がまきで炊いた中条産のもち米で餅をつき、地元で栽培した小豆で汁粉にして振る舞った。用意した100食分がすぐに終わり、急きょ50食分を追加したが、「餅の準備が足りず、後半は餅なし汁粉になってしまった」と反省する。おやきの無料配布も人気だった。「(道路の)無料化にかけて『振る舞い』がテーマだった。地元の人の応援もあり、ソウルフードの『おぶっこ』や、駅秘伝の『辛みそ』、『煎り酒』もPRできてよかった」と横畑さん。


 無料化により、長野市街地から来やすくなり、観光などでの活性化が期待される。横畑さんも「中条の魅力を伝える起点として頑張りたい」としながら、迂回路だった旧道の動向を心配し、地域全体のにぎわい創出にも知恵を絞る。


 30周年の記念イベントについては、具体的には未定としつつ、「2月のイベントの反省点を踏まえ、もっと盛り上げたい」と、意気込む。

記事・写真 斉藤茂明


2025年3月8日号フロント

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