北野美術館で「夏編・秋編」

絵の中に表現されている事柄を「季語」として取り上げながら作品を紹介する企画展「美術でみる歳時記 夏編・秋編」が若穂綿内の北野美術館で開かれています。11月15日(日)まで。
同館が所蔵する多彩なコレクションのうち、日本画作品を俳句や短歌の題材に見立て、句の内容を考えるのに近い視点で作中の表現に注目。より季節感を味わってもらおうという試みで、今年度のシリーズ第2弾です。今回は、歳時記の四季と新年五つの編成から夏編・秋編を取り上げて、作品の中に確認できる「季語」を歳時記の書式にならった解説文で紹介しています。
同館のコレクションのうち秋を代表する川合玉堂の「稲田の鶴」=写真=は、歳時記から「稲刈り」を取り上げて言葉の意味とともに作品を解説しています。池上秀畝「秋色」は、歳時記から「天高し」を選び、画面の奥に広がる大空の存在を強調しているところに目が向くように導いています。
ほかに酒井抱一、小林古径、川端龍子、佐野光穂らの、主に秋の情緒を豊かに描いた近現代の名品を展示しています。
日本画のほか国内外の名だたる画家たちの洋画、彫刻、書、工芸品など全体では92点を展示紹介しています。
「日本画も、短歌や俳句も季節感を表現する日本の文化。合わせて見ることでより深く日本の季節感を味わい楽しんで」と同館。
9月27日(日)、10月4日(日)の10時からと14時からの各日2回、秋の恒例イベント「体験!枯山水庭園で砂紋を描こう」を開催。定員は各回先着1グループ(最大5人)。参加費は入館料のみ。参加希望者は、こちらのリンクから入り、メールに必要事項を記入して送信。
開館時間は9時半から17時。月曜休館(9月21日と10月12日は開館)。9月24日(木)と10月13日(火)休館。入館料は一般700円、高校・大学・専門学校生500円、中学生以下無料。
(問)同館☎︎282・3450S
2026年9月5日号掲載
