ゴジラ−0.0

=2時間15分
長野グランドシネマズ(☎︎050・6875・0139)、イオンシネマ須坂(☎︎214・6729 IMAX上映あり)で11月3日(火)から公開

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復活した怪獣ゴジラ 進化遂げ圧倒的迫力

 米アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞を受賞し、世界的に大きな評価を受けた山崎貴監督(松本市出身)の「ゴジラ−1・0(マイナスイチ)」(2023年)の続編「ゴジラ−0.0(マイナスゼロ)」が公開される。前作から2年後。敗戦の荒廃から復興の兆しが見え始めた日本を再び怪獣が襲い、人々を恐怖に陥れる。

 1949年、東京。特攻隊の生き残りパイロットの敷島(神木隆之介)は、典子(浜辺美波)と、戦災孤児・明子と3人で穏やかに暮らしていた。しかし新たな怪獣が出現し各地を襲い始める。雷とともに飛来する怪獣の名はキングギドラ。さらに海の藻くずと消えたはずのゴジラが復活し2大怪獣が人々を恐怖に陥れる。

 大型災害対策課の責任者として着任した野田(吉岡秀隆)は、気象予報の天才と呼ばれる青山(長沢まさみ)の提案でギドラ対策に乗り出す。野田の元には、新技術を開発した生物学者、村上教授(田中泯)やパイロットとして敷島も加わる。果たして英知を尽くした作戦は成功するのか。

 すさまじい咆哮とともに海からはゴジラ、空からはキングギドラが現れスクリーンを縦横無尽に暴れまわる。謎に満ちたキングギドラの存在。核によって人間が生み出した巨大怪獣ゴジラは無敵だ。山崎貴監督が今回も監督・脚本・VFX(視覚効果)を手掛けた。さらに進化を遂げた怪獣たちのビジュアルのまがまがしさと迫力に圧倒される。

 海面から浮上しすさまじいスピードで進むゴジラの登場シーンに流れるのはおなじみの伊福部昭のゴジラのテーマ。さらに作曲家、佐藤直紀の重厚な旋律が緊張感を増幅する。山崎監督の故郷である松本市も登場し、ゴジラ映画に名を残す記念碑的なシーンとなった。

 怪獣映画としての面白さだけでなく、愛するもののために命をかけて立ち上がる勇気と強さを描いた人間ドラマも胸を打つ。映像、音楽、ドラマが三位一体となった極上のエンターテインメント映画だ。

(日本映画ペンクラブ会員、ライター)


2026年10月31日号掲載

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