「そろばんの全国大会で上位入賞

竹原珠算学校の小中学生3人

位入賞を果たした(左から)岩渕さん、二木さん、小山さん

「達成感を励みに努力重ねて

 吉田の竹原珠算学校吉田本校の小中学生3人がこのほど、東京で開かれた第44回全日本珠算技能競技大会(全国珠算学校連盟主催)で上位入賞を果たした。

 大会は、全国トップクラスの選手が集まり、日頃磨いた珠算の技能を競うそろばん界の主要大会の一つ。「読上算」「読上暗算」「フラッシュ暗算」の3種目があり、各部とも小学生以下の第1部と中学生以上の第2部のカテゴリーがある。今回は、都道府県別の予選を通過した220人が出場した。

 読上算第2部で準優勝を勝ち取ったのは、信大付属長野中2年の二木ふたつぎ智久さん。そろばん準5段、暗算8段の実力を持つ。第2部初出場の前年の大会は「手も足も出なかった」と悔しさを味わった。その思いをばねに、今大会に向けては単に練習量を増やすだけでなく、「練習の質の向上」を徹底。問題の解き方やそろばんの持ち方の角度まで工夫し、CDを活用したトレーニングにも取り組んだ。

 準優勝決定戦では、進行のトラブルの中でも集中力を切らさずに正解を導き出せた。「今回は質の高い練習の成果が出て本当にうれしかった」と晴れやかな表情で話した。

 読上算第一部で初出場ながら3位入賞を果たしたのが、吉田小5年の小山達之さん(そろばん5段、暗算7段)と岩渕華歩さん(そろばん準4段、暗算8段)。小山さんはフラッシュ暗算でも3位入賞をつかんだ。2人は「予選を突破して、本番で上位に入れるとは思わなかった。入賞できて素直にうれしい」と喜びを口にする。

 3人ともそろばんを始めたのは年長の頃から。級や段位が上がっていく達成感を励みに努力を重ねてきた。スランプの時には、同じ教室に通う切磋琢磨できる仲間やライバルの存在が支えになって乗り越えてこられたという。

 共通の次の目標は「来年の大会でのさらなる躍進」。そして一番の大きな目標をそろばん最高峰の10段の取得に置く。

 竹原珠算学校では1962年の創立以来、県内の団体では最多となる10段保持者15人を輩出している。同校会長の竹原一夫さん(88)は「目標に向かって努力を積み重ねれば結果がついてくることを、彼らは証明してくれた」と3人の奮闘を称え、「やる気が大事。努力を続ければ必ず結果が10段につながる。だから10段を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

記事・写真 中村英美

2026年8月29日号フロント

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